カテゴリー: 第七章 惡の胎動(たいどう)

  • 第348話 鉄

     「男ってのは最低だな」  よ、寄白さんの声。  な、なにげに寄白さんも三年生のリアルドキュメンタリーを視聴み…

  • 第347話 体育館裏の青春

     寄白さんは案の定まだ学級日誌を書いていた。  それでいながら同時に『保健だより』まで広げている。  サイドテ…

  • 第346話 相談

     ――国立六角病院。    壁にある専用回線の電話が鳴った。   九条はすぐに呼び出し音に反応して受話器をあげ…

  • 第345話 出勤

    戸村伊万里は早朝から六角中央警察署の六波羅班の部屋にいた。  若い女性警察官は恐縮しながら戸村伊万里の前に立ち…

  • 第344話 偉い人たち

    鈴木先生の教え子が出演した六角市ノンフィクションドキュメントの効果なのかワンシーズンが歌うペンタゴンのバラード…