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第261話 禁断の黙示録 ―青い五角形―
参加者たちはひとつの円卓テーブルに八人ほどで座っている。 子どもが隠れ場所に選びそうな白いテーブクロスの上…
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第260話 禁断の黙示録 ―叙勲式(じょくんしき)―
のちに三大災害魔障と呼ばれる『ノストラダムスの大予言』は犠牲者ゼロという形で幕を降ろした。 それは稀な事象と…
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第259話 禁断の黙示録 ―死針(ししん)―
ツソンは大きなひとつ岩に腰をかけ足を組んでいる。 客人の一条をもてなすにしてはまるで敬意はない、かといって…
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第258話 禁断の黙示録 ―シャドウ―
――ギギギギ。カラカラ。ギギギギ。カラカラ。ギギギギ。カラカラ。ギギギギ。カラカラ。 一条は二条を右肩に抱え…
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第257話 禁断の黙示録 ―神業(かみわざ)バベル―
「二条。使え」 「……」 「それしかねーだろ? てかよ、仮にアンゴルモアがこのままだとどうなるんだ?」…
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第256話 禁断の黙示録 ―神の代執行(だいしっこう)―
いままで二条を見守るようにしていたハンは右肩でおとなしくしている九官鳥の頭を二回トントンと軽くタップした。 …
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第255話 禁断の黙示録 ―齟齬(そご)―
一条と二条とハンはなす術なくその風を見送った。 (これで完全なアンゴルモアの石化オブジェの完成か。ただこれ…
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第254話 禁断の黙示録 ―空間掌握(くうかんしょうあく)―
「ハン。適当にそれを使って戻ってこい!?」 一条はハンが飛ばされていくはるか先に黒い直方体の物体を無数に出現…
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第253話 禁断の黙示録 ―ポセイドンの槍―
一条も二条もハンも三者三様に前方の巨大なアヤカシの変化に釘付けだった。 本来この三人が周囲の状況から注意をそ…
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第252話 禁断の黙示録 ―望具保有者(セイクレッド・キュレーター)―
一条と二条のいい合いも自然と収まりふたりはハンに目を向けた。 『地上からアンゴルモアを監視していた国際解析部…