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第251話 禁断の黙示録 ―ハン・ホユル―
雲の下から黒い物体がワイヤーもなくエレベーターのように迫りあがってきた。 それは今、まさに一条と二条が座って…
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第250話 禁断の黙示録 ―エトワール 二流派―
「けどよ、これだけでけー鋳型ができあがってもアンゴルモアの負力は他所よそに流れないんだな?」 「一個体のア…
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第249話 禁断の黙示録 ―キュビズム―
「注射は注射って名前じゃなくて”痛てー”って形容詞にしてもいいと思うぞ」 「なんなのその短絡的な発想は?」…
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第248話 禁断の黙示録 ―スーパーセル―
二条の足元にある小さな雲の切れ端が風になびく綿ごみのように小さく転がりはじめた。 それと同じ現象があちらこち…
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第247話 禁断の黙示録 ―時代の勝者は次代の敗者―
「ふ~ん。あの有名な見廻組みまわりぐみとね~」 「それに壬生浪士みぶろうしたちともな」 「……でも結局錦に…
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第246話 禁断の黙示録 ―forbidden apocalypse(フォービドゥン アポカリプス)―
××××年 七月某日。 日本よりはるか南東にあるジーランディア大陸の上空、数キロ先でそれ・・は異形を象っ…
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第245話 合わせ鏡
俺はシャワーを浴びて冷静になったところで洗面台の前に立った。 頭の中も整理できて現状もなんとなくわかってきた…
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第244話 独り部屋
静かになった部屋で俺は独りよくよく考えてみる。 九久津の兄貴は分身わけみを使っていた。 その分身わけみの…
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第243話 「孤独」と「仲間」
「社さん。ありがとう。俺独りじゃそんな考えは絶対に思い浮かばなかったよ」 「そう。よかった」 なんでもか…
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第242話 九久津堂流
俺の体感だけどカップ麺を待つくらいの時間で社さんからのメールが返ってきた。 けど待ってるあいだはすげー長かっ…