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第231話 「あの日」と「その日」
「そういえばあの日・・・の堂流ってやけに疲れてたな……。らしくない」 いまだ考えごとをしているようなしてい…
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第230話 分身(わけみ)
おっ、エネミーと社さん無事に帰宅できたみたいでよかった。 てか社さんこんなときまでエネミーのおもりを……お…
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第229話 保健だより
校長が寄白さんに戸村さんの話をしていると、会話の中にちょいちょい姉妹の日常が混ざってきた。 校長、最初は丁…
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第228話 帰路
「雛。まだ着かないアルか?」 「エネミー起きたの? あとちょっとよ」 「そうアルか」 エネミーが社に返…
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第227話 努力の終着点
(現在、尾行はいないようだな? それもそうだろう。カラオケ店から亜空間で六角第一高校いちこうの四階に移動した…
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第226話 車中
「どこまでですか?」 ごま塩頭の運転手は後部座席を振り返った。 「国立六角病院・・・・・・まで」 「かし…
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第225話 残り香
社さんとエネミーはふたり仲良く帰っていった。 今ごろはタクシーの中かな? エネミーぜってー車の中で首ギュー…
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第224話 小休止
俺たちは今、校長室にいる。 壁の時計が示している時間は午後8時45分。 高校生にとってもまあまあ遅い時間に…
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第223話 虚構
――タン、タン、タン、タン。 規則的なリズムの足音がどんどんと近づいてきた。 でも、それはどこか軽くて…
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第222話 シリアルキラー気質
「繰さん。すくなくとも蛇の最終目的は金銭的なものじゃないと思います。たとえ今は集金目的で暗躍してるとしても最終…