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第133話 研究所
表玄関は一般者用の入り口だから、俺たちは裏側の関係者入り口から中に入った。 それはつまり俺たちは一般人・・・…
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第132話 Y-LAB(ワイラボ)
ここから小さな坂を登っていくと小高い山の上に例の研究所がある。 社さんはそのままコツコツとローファーを鳴らし…
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第131話 ミステリ小説
「ちょっとそこ見たいアルよ?」 今度はエネミーが俺の横の座席にやってきて、体をうしろ向きにしてバスの後方を…
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第130話 佐野和紗(さのかずさ)
俺は社さんとエネミーのふたり、つまりちょいハーレム状態で南町いきのバスに乗った。 駅が始発のバスだから車内は…
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第129話 保護者
「オーイエス!!」 エネミーが大声を上げた。 それは悲鳴というようなものではなく喜んだときに上げるニュアン…
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第128話 You are「シシャ」
「うちは真野しんのエネミーアルよ」 ええええええええぇぇぇ!? 真野ってその名字は紛れもなく、そ、そうだよ…
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第127話 フーアーユー?
寄白さん遅いな~待ち合わせ時間がすこし過ぎてる。 国立六角病院にいくため待ち合わせなんだけど……くるはずの寄…
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第126話 idol ―偶像―
大型商業ビルの巨大ビジョンから華やかな映像が流れてきた。 「つづいては大人気アイドルの登場です。ではどうぞー…
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第125話 日常
ここ一週間は校長と同様に教育委員会もバタバタしていた。 九久津は退院までもうすこしかかるらしく、俺はバシリ…
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第124話 六角駅
空がある。 なにげない青空が。 俺はふとそう思って、また目の前の光景に視線を戻した。 今、俺が見てたのは…