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第224話 小休止
俺たちは今、校長室にいる。 壁の時計が示している時間は午後8時45分。 高校生にとってもまあまあ遅い時間に…
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第223話 虚構
――タン、タン、タン、タン。 規則的なリズムの足音がどんどんと近づいてきた。 でも、それはどこか軽くて…
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第222話 シリアルキラー気質
「繰さん。すくなくとも蛇の最終目的は金銭的なものじゃないと思います。たとえ今は集金目的で暗躍してるとしても最終…
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第221話 レッドリスト
「歴史に罪はつきものだ。人が生まれながらに背負う罪オリジナルシン原罪。それに七つの大罪」 九久津がそういった…
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第220話 双頭の蛇
「とりあえず蛇は二匹いるかもしれないってことを共通認識としましょう。いいかしら?」 「いいですよ。さっきまで…
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第219話 退治レベル
「繰さん。繰さんのスマホの中にはぬらりひょんの脳としか書かれていなかったんですけどぬらりひょんの具体的な脳の重…
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第218話 天才脳
「繰さん。俺はさっき上級アヤカシ以上の何者かっていいましたけど。上級アヤカシはある一定値を超えたアヤカシの総称…
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第217話 アインシュタイン
「まるでアインシュタインね」 社さんの儚げながらも、か細い声が混ざった。 アインシュタイン? なぜ? 共…
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第216話 排他的上級固有種 ぬらりひょん
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 「排他的上級固有種ぬらりひょん」の脳の一部と判明。…
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第215話 後遺症(アフターエフェクト)
寄白さんはもとのサイズに戻った十字架のイヤリングを手にしながら、さらに九久津との距離を縮めて顔を険しくした。 …