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第214話 残忌(ざんき)
九久津はモナリザの額縁に両手をかけて持ち上げるようにして壁から外した。 絵画の表面をながめながら上から下へと…
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第213話 怪訝(けげん)
静まり返った四階には俺らの息使いだけが響いている。 そこに遅れてピアノの低音が合わさってきた。 あのピアノ…
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第212話 連携プレー
{{ツインクル}} 寄白さんは俺よりも早く行動していた。 まあ当然か、俺とは反応の速度も経験数も違う。 …
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第211話 流麗(りゅうれい)
「さすがにびびったアルよ~」 エネミーはぬりかべのうしろで背中を丸めていた。 人体模型が走っていったときは…
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第210話 ふたつの机
「いきなりかよ!!」 寄白さんが叫んだと同時に社さんは宙を縫うように両手を動かした。 弦いとの中から美術…
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第209話 モナリザ 2nd バーサス
今、俺たちは俺たちの先をいっていた寄白さんと社さんのところに向かっている最中だ。 といってももうふたりの姿は…
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第208話 「優等」と「劣等」
「あれ、九久津どうした?」 「ああ、あとは雛ちゃんの弦しだいだから」 そっかこれから先は社さんの行動でつ…
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第207話 劣等能力者(ダンパー)
四階に着くと背筋をピンと伸ばしたフォームのきれいな人体模型が俺たちの目の前を走っていった。 そのさい俺らひ…
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第206話 厭勝銭(ようしょうせん)
校長が電話で注文した料理は十分くらい経って最初の料理が運ばれてきた。 それから数分間隔で料理が運ばれきて全品…
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第205話 ボディガード
蛇についての議論をひと通り終え、みんな自由に動いたから俺らはバラバラの位置にいた。 エネミーも九久津のフォ…