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第70話 ルーツ継承
「彼女。ヤヌダークっていうんだけどね。彼女のファーストルーツはジャンヌ・ダルクなの」 俺も校長のスマホを見る…
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第69話 Bランク情報
「でも沙田くんは御名隠しであるかぎり、どこかでファーストルーツには辿りつくはずなんだけど」 「ファーストル…
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第68話 幻のがしゃ髑髏
俺は今市役所の小会議室にいる。 九久津の家から六角駅まで戻ってきて、そこから校長に今日の報告をしようと市役所…
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第67話 魔鏡(まきょう)
【フキノトウの三階で摘んだ天然のラワンブキの果肉入りカプセル~ミント味~】 座敷童はそんなラベルの貼られ…
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第66話 小さな守り神
こんなに早く預言の書が、げ、現実になるなんて……終わりの始まり。 つ、詰んだ!? ヤベー!! パンド…
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第65話 パンドラの匣
九久津はそういってトコトコ木製の棚まで歩き、そこに雑然と横たわっていた壺を手にとった。 どうやら陶器製の壺の…
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第64話 忌具保管庫(いみぐほかんこ)
「そう。忌いまわしい道具を保管する場所。それが忌具保管庫」 「忌具保管庫って、そういう意味か」 九久津は千…
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第63話 メギド
「着いたぞ」 早っ!? にしても……。 「スゲーでかい木」 「これは千歳杉ちとせすぎ」 「杉なのか、…
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第62話 亜空間
国交省の職員はバスから降りる素振りもみせずにそのまま折り返していった。 結局、終点のバス停で降りたのは俺と九…
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第61話 フリーズガーデン
「なるほど。そういう退治方法ね」 社はすぐに寄白の意図を理解した。 「ああ、保健室のシュミレーションどおり…