【公式】異能者たちの苦悩-連載小説-

　山田のメイクを落とすためどこかにトイレがないか探すことになった。 　ここからすこし先にコンビニがあるから、と…

　待ち合わせの場所に着き単純に俺はエネミーに山田のファッションがどうかを チェックしてほしいと頼む。 　エネミ…

　ファミレスからでて寄白さんたちがいるところへ向かう途中、女子向けソシャゲふうビジュアル男子の看板が目に入った…

　私用だったのかどうか知らないけど戸村さんは駅前の人の波の中に消えていった。 　でも誤解が解けてホッとしたわ。…

　警察官もこの人の多さに困ってるみたいだ。 　今、俺とすれ違ったスーツの人って警棒・・を持ってないけどさっきの…

大型商業ビルの大型ビジョンを見ていた六波羅がこくりと頷く。 　立ち止まり頭を下げていた制服の警察官がふたたび歩…

　いまだ経済の話題を繰り広げている大型商業ビルの大型ビジョンの右上に現在の時刻が出ている。 　そろそろエネミー…

俺と山田はガラスドアを開いて駅に入っていった佐野の背中を見送った。 　俺は今もまだ佐野と同じように沈んだ気持ち…

「佐野いつもこれ持ち歩いてるの？」 　「うん。無念だっただろうなって……。人って死んでから四十九日経つと次の”…

　通学の時のように到着予定時刻から誤差数秒で六角駅に着いた。 　――ブシューと空気の抜ける音がしてバスの前扉が…