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第320話 保護
「フリーエネルギーってそういうこと」 俺がさっき人おれたちを創った神ひとの話をしたのとビルの上がだんだん寒…
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第319話 救偉人の刑事
「はい」 「あやつのどっちつかずの印象の正体なんだが……」 「なんでしょうか?」 「黒杉は地位あるものの…
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第318話 再捜査
どこにでもあるような額に入った横長の「温故知新」が戸村を見下ろしている。 署長はうしろで手を組み窓辺から六波…
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第317話 六角中央警察署 警察署長
テレビを消して静まり返った部屋に女性警察官のブラインドタッチ音が響く。 黄色みがかった壁時計の秒針は裏のリズ…
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第316話 権力者たち
「だとしてもそれをどうやって立証するかだよな? ところでおまえ帰ってきたときなんか怒ってなったか?」 「気…
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第315話 天上人(てんじょうびと)
「でも今はこいつ・・・がしっかりしねーから」 六波羅はテレビに向けてあごをしゃくった。 「班長よくそんな…
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第314話 神仏共存
「班長。あとは戸村刑事の本職せんもんなんですからこのへんでいいじゃないですか? それに署長だって戸村刑事に自由…
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第313話 迷子(まよいご)
女性警察官は五分も経たないうちに肩を怒らせながら書類ともう一冊別の黒いファイルを手に戻ってきた。 「戸村刑事…
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第312話 研修
「私はただの研修ですよ」 「研修だと? なんでまた六角市に」 「妹が六角市このまちにいるもので」 「そう…
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第311話 昭和の刑事
「この部屋の臭においってこんな付け焼刃な対応じゃ消えませんよね? すみません」 女性警察官は六波羅を凝視し…