-
第364話 歴史の罪―重層累進・悲嘆(クロニクル・グリーフ)―
G7アヤカシ対策オンラインサミット。 「日本はこのたびのハリケーンアンドロメダによる被害に対して見舞金の拠…
-
第363話 ラジオ
ふだんアイドルのラジオは聴かないけど美亜先輩のことがあったからなんとなく四季の四人が担当するラジオを聴いてい…
-
第362話 水晶髑髏(クリスタル・スカル)
繰は深々と下げていた頭をあげた。 視線の先で美亜とその母親が今、まさに校舎の廊下の角を曲がるところだった。…
-
第361話 五つめの季節
「あれ?」 机に突っ伏していた美亜は顔をあげた。 「ああ、美亜ちゃん起きた?」 「……校長先生? …
-
第360話 下級アヤカシ 朧車(おぼろぐるま)
あっ、美亜先輩の目がとろんとしてきた。 九久津が混合で三体のアヤカシを召喚したの初めて見た。 何体まで召喚…
-
第359話 土用(どよう)
俺は社さんにもらった守塩しおを握りしめ本日きょうの残り一日の無事を願いながら寄白さんに連れられるまま六角市の郊…
-
第358話 idol ―堕天(だてん)―
美亜は手すりに片手をかけながら虚ろな目で、もう片手の手相をじっと見ていた。 物理的な鏡でもコンパクトミラー…
-
第357話 idol ―白金美亜(しろがね みあ)―
ワンシーズン。 それが私の所属いるアイドルグループだ。 ワンシーズンの顔は四季という別名を持つアイちゃん…
-
第356話 同時進行
俺とエネミーはまた、かたづけを再開した。 三年カップルが揉め事をおこしていった場所で遊んでたんだからしょうが…
-
第355話 変遷(へんせん)
寄白さんは山田のど真ん中を狙って投げた。 三投目で真っ向勝負にでたようだ。 なんてチャレンジャー。 変…