-
第264話 ミッション
俺は今理由はわからないけど、なぜだか寄白さんとふたり「六角第一高校いちこう」廊下の二階の角に潜んでいる。 …
-
第263話 バタフライ・エフェクト
――鷹司官房長官。米国雇用統計べいこくこようとうけいの発表でNYニューヨークダウは385ドル下がりましたが?…
-
第262話 早起き
ああ、やっぱ朝は眠てーな。 しかも今日は寄白さんに呼び出されてるからとくに熟睡ねれなかった。 部屋のカーテ…
-
第261話 禁断の黙示録 ―青い五角形―
参加者たちはひとつの円卓テーブルに八人ほどで座っている。 子どもが隠れ場所に選びそうな白いテーブクロスの上…
-
第260話 禁断の黙示録 ―叙勲式(じょくんしき)―
のちに三大災害魔障と呼ばれる『ノストラダムスの大予言』は犠牲者ゼロという形で幕を降ろした。 それは稀な事象と…
-
第259話 禁断の黙示録 ―死針(ししん)―
ツソンは大きなひとつ岩に腰をかけ足を組んでいる。 客人の一条をもてなすにしてはまるで敬意はない、かといって…
-
第258話 禁断の黙示録 ―シャドウ―
――ギギギギ。カラカラ。ギギギギ。カラカラ。ギギギギ。カラカラ。ギギギギ。カラカラ。 一条は二条を右肩に抱え…
-
第257話 禁断の黙示録 ―神業(かみわざ)バベル―
「二条。使え」 「……」 「それしかねーだろ? てかよ、仮にアンゴルモアがこのままだとどうなるんだ?」…
-
第256話 禁断の黙示録 ―神の代執行(だいしっこう)―
いままで二条を見守るようにしていたハンは右肩でおとなしくしている九官鳥の頭を二回トントンと軽くタップした。 …
-
第255話 禁断の黙示録 ―齟齬(そご)―
一条と二条とハンはなす術なくその風を見送った。 (これで完全なアンゴルモアの石化オブジェの完成か。ただこれ…