-
第228話 帰路
「雛。まだ着かないアルか?」 「エネミー起きたの? あとちょっとよ」 「そうアルか」 エネミーが社に返…
-
第227話 努力の終着点
(現在、尾行はいないようだな? それもそうだろう。カラオケ店から亜空間で六角第一高校いちこうの四階に移動した…
-
第226話 車中
「どこまでですか?」 ごま塩頭の運転手は後部座席を振り返った。 「国立六角病院・・・・・・まで」 「かし…
-
第225話 残り香
社さんとエネミーはふたり仲良く帰っていった。 今ごろはタクシーの中かな? エネミーぜってー車の中で首ギュー…
-
第224話 小休止
俺たちは今、校長室にいる。 壁の時計が示している時間は午後8時45分。 高校生にとってもまあまあ遅い時間に…
-
第223話 虚構
――タン、タン、タン、タン。 規則的なリズムの足音がどんどんと近づいてきた。 でも、それはどこか軽くて…
-
第222話 シリアルキラー気質
「繰さん。すくなくとも蛇の最終目的は金銭的なものじゃないと思います。たとえ今は集金目的で暗躍してるとしても最終…
-
第221話 レッドリスト
「歴史に罪はつきものだ。人が生まれながらに背負う罪オリジナルシン原罪。それに七つの大罪」 九久津がそういった…
-
第220話 双頭の蛇
「とりあえず蛇は二匹いるかもしれないってことを共通認識としましょう。いいかしら?」 「いいですよ。さっきまで…
-
第219話 退治レベル
「繰さん。繰さんのスマホの中にはぬらりひょんの脳としか書かれていなかったんですけどぬらりひょんの具体的な脳の重…