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第130話 佐野和紗(さのかずさ)
俺は社さんとエネミーのふたり、つまりちょいハーレム状態で南町いきのバスに乗った。 駅が始発のバスだから車内は…
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第129話 保護者
「オーイエス!!」 エネミーが大声を上げた。 それは悲鳴というようなものではなく喜んだときに上げるニュアン…
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第128話 You are「シシャ」
「うちは真野しんのエネミーアルよ」 ええええええええぇぇぇ!? 真野ってその名字は紛れもなく、そ、そうだよ…
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第127話 フーアーユー?
寄白さん遅いな~待ち合わせ時間がすこし過ぎてる。 国立六角病院にいくため待ち合わせなんだけど……くるはずの寄…
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第126話 idol ―偶像―
大型商業ビルの巨大ビジョンから華やかな映像が流れてきた。 「つづいては大人気アイドルの登場です。ではどうぞー…
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第125話 日常
ここ一週間は校長と同様に教育委員会もバタバタしていた。 九久津は退院までもうすこしかかるらしく、俺はバシリ…
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第124話 六角駅
空がある。 なにげない青空が。 俺はふとそう思って、また目の前の光景に視線を戻した。 今、俺が見てたのは…
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第123話 データを消した人
『なあ九条。医者のやりがいってなんだよ?』 「やりがい……か? たとえば疳虫かんのむしをとったあとにうその…
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第122話 キレ者
九条は二条の去った部屋でしばらく物思いにふけっていた。 真っ暗なディスプレイは九条の悩みをそのまま映してい…
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第121話 能力 【ダブルラセンサー】:ジキル【治癒分配者(キュア・セパレーター)】
「能力を使ったと証明できる証拠……らしい。……けど、私にはわからない」 「はっ?」 二条は九条がすぐに答…