俺は誰もいない「六角第一高校前バス停」の前にあるベンチで校長にもらった資料を読みふけっていた。 　深夜のゲーム…

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 　【能力者】 　寄白美子、九久津毬緒のように…

俺は昨夜の戦闘で背中と腰をとくに強く打った。 　しかもその怪我をしたのが戦いとは無関係なのがハズい。 　それで…

「知覚過敏ちかくかびんでして？」 　寄白さんはこの状況を把握していないのかキョトンとした顔のまま首を傾げて、子…

「よ、寄白さん。ちょ、ちょっと待って、ま、まだ心の準備が」 　「いきますわよ？」 　お、俺はもう逃げられないっ…

「ナードはやめてくれっ!?」 　「おいナード？　さっき九久津が私を壁に運ぶときにパンツ見ただろ？」 　 　「み…

「まあ、でも沙田のおかげで助かったよ!?」 　九久津もたまには褒めてくれるんだ、てか、もういつもの九久津に戻っ…

ああ、い、う、ええ、おお、おっ。 　よし、大丈夫そうだ。 　たぶんこれで声を出すのと同時に口も動くはず、だ。 …

　{{Ⅲドライ}} 　 　白装束の沙田おれがもうひとり現でた。 　 　「Ⅲドライか？」 　九久津の目ではもうⅢ…

　卒倒感そっとうかんと離人感りじんかんを同時に体感してるみたいだった。 　俺はまるで他人事のように自分おれの意…