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第360話 下級アヤカシ 朧車(おぼろぐるま)
あっ、美亜先輩の目がとろんとしてきた。 九久津が混合で三体のアヤカシを召喚したの初めて見た。 何体まで召喚…
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第359話 土用(どよう)
俺は社さんにもらった守塩しおを握りしめ本日きょうの残り一日の無事を願いながら寄白さんに連れられるまま六角市の郊…
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第358話 idol ―堕天(だてん)―
美亜は手すりに片手をかけながら虚ろな目で、もう片手の手相をじっと見ていた。 物理的な鏡でもコンパクトミラー…
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第357話 idol ―白金美亜(しろがね みあ)―
ワンシーズン。 それが私の所属いるアイドルグループだ。 ワンシーズンの顔は四季という別名を持つアイちゃん…
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第356話 同時進行
俺とエネミーはまた、かたづけを再開した。 三年カップルが揉め事をおこしていった場所で遊んでたんだからしょうが…
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第355話 変遷(へんせん)
寄白さんは山田のど真ん中を狙って投げた。 三投目で真っ向勝負にでたようだ。 なんてチャレンジャー。 変…
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第354話 到着
山田がくるということで、俺とエネミーは大急ぎで三年カップルが散らかしていった体育の備品を一カ所に寄せて集めた。…
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第353話 アイシング
「熱っ!! 顔熱っ!! なにこれ!? 熱っ!! 顔、熱っ!! ぶはっ!!」 げほっ、ついでにむせる。 えっ…
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第352話 現場検証
「なにアルか? うちは悪くないアルよ。それより”せい”って声はなにアル?」 ただ今、俺は仰向けのまま現実逃避…
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第351話 追いバトン
新作『保健だより』を驚愕しながら読みこんでいるといつの間にか時間が経過たっていてエネミーひとりだけ息をきらせ…